木村 晋次

起業家・IT

株式会社シャイン

生年月日:1989年3月14日

出身:広島県

活動エリア:沖縄県・広島県

提供できる価値若い子たちが自分の可能性を最大限引き伸ばす事が自分の使命
こんな人と繋がりたい!学校関係者の方(特に高校)
木村 晋次さんを知る
キーワード
  • 幼少期はPCで絵を描くのが大好きな少年
  • 漫画家の兄の影響を受けて育つが、高校生までは兄を否定
  • 大学時代に制作会社でバイトし、兄弟合作でアプリをリリース
  • 病院の広報・IT担当として活躍
  • 沖縄で起業し、ITを活用した幅広いサービスを展開中

ITの可能性は無限大!学生が個性を活かし、得意なことに自信を持って羽ばたいていける環境を作っていきたい

株式会社シャインの木村君と出会ったのは、当メディアDream voice ryukyuに木村くんが主催するWEB TOUCH MEETINGというイベントの取材依頼をもらった事がキッカケでした。

「Facebookの共通の友達0」という貴重な新しい繋がりにワクワクしながら取材を行いました。

取材日:2018.04.12 インタビュワー:黒瀬 圭の詳細はコチラ

今日はよろしくお願いします。
木村君が主催する ウェブタッチミーティング(以降、WTMと略)の取材依頼を頂いて、その流れでの取材っていうことだけど、 WTMすごい良かったよ。 

 

木村 あっ!そうですか。

ありがとうございます!

 

黒瀬 この取材活動の記事起こしって、めちゃくちゃ時間がかかって効率が悪いんよね。

 

でも、WTMのおかげで「ITを賢く活用する」っていう意識が高まって、真剣に効率化を考えたら、色々時間短縮のテクニックが見つかった♪

だからめっちゃ感謝してます!笑

 

木村 そういって頂けると嬉しいです。

WTMは元々広島で開催されてたイベントで、ITとかWEBに関わっている人がプレゼンターとして登壇として、WEB・ITの基礎や知識を参加者に共有するっていうイメージのものなんですよね。

 

黒瀬 自分たちIT寄りの人間が当たり前って思ってることが、意外と知られてなかったり、多くの人が活用できる情報で役に立つものがあるから、それを共有していこうって事だよね。

 

イベントレポート「WEB TOUCH MEETING in OKINAWA vol.2」

 

木村 そうです、そうです!

その結果、交流とか新しいコラボが生まれたら、なお最高です♪

 

黒瀬 自分も交流会を主催してるけど、自分の場合は「これからは個の時代」っていう意識が強いんやよね。

個の力を高めるためにも、まずは視野を拡げる必要があるから、色んなジャンルの人に学びと交流の機会を提供する事を意識してる。

 

でも、今回のWTMの取材に入って、ジャンルに特化するのも面白いなって改めて感じた。

職業のプロを呼んで公開インタビューとかもするから、「共有する」っていう意味では一緒やね♪

 

木村 そうですね。

色々なやり方がありますもんね。

 

黒瀬 こっちは純粋な思いで、利益とか関係なくやってるのに、「何か思惑があるんじゃないの?」とか怪しまれたりするのがちょっと腹立つけどね(笑)

 

木村 わかります!笑

自分もWTMは無料でやってるので、変に怪しまれたり「どこで利益出してるの?」とか言われたりしますよ。

 

でも、参加した人同士が繋がったり、「こんな人がいるからプレゼンターにどう?」とか声をかけて貰ったり、繋がりが拡がっていくのが一番良いことだなって思いますね。


黒瀬 木村君は広島出身だったよね?

 

木村 そうです!

広島の江波(えば)ってとこですね。

 

親が公務員だったので転勤族で、引っ越しが多かったんですよね。

中国地方を中心に。

 

友達が出来たと思ったら引っ越し・・・って感じで、点々としてたイメージが強いですね。

 

幼少期〜学生時代について

黒瀬 幼少期はどんな感じのキッズだったの?

 

木村 お兄ちゃんが9歳上にいるんですけど、パソコンで絵とかプログラムでゲームを作ったりしてたので、それを見てずっと育ったんですよ。

 

小学生の頃から自分もパソコンが欲しいって言ってて、親が「中学校にあがったら買っても良いよ」って言ってくれて、中学生になって自分のPCを手に入れてからは、ずっと部屋でPCを触ってましたね。

 

で、自分もPCで絵を書いてたんですけど。

ただ、その頃ってWindows MeとかWindows98とかそういう時代だったので、デザインソフトとかではなくて、ペイントツールを使って、ひたすら(笑)

 

黒瀬 ペイントでやるのは大変w

お兄ちゃんは今も同じようなWEB、IT系にいたりするの?

 

木村 えっとですね、一応漫画家をやってて。

 

黒瀬 へ〜!凄い!!

 

木村 一応、「みりたり!」っていう漫画がアニメ化されたんですよ。

「まもウィリアムズ」っていうペンネームでやってるので、チェックしてみて下さい。

 

 

木村 アニメ化ってテレビってこと?

 

そうですね。テレビ埼玉とかテレビ神奈川とか、KBS京都とか色々なところで放送されたみたいで。

沖縄とか広島では放送されてないから観れないんですけどw

 

黒瀬 そっか〜。

じゃあ、お兄ちゃんの影響は大きいんやね。

 

木村くんもアニメはずっと見てたの?

 

木村 小さい頃はアニメはあんまり見てなかったですね。

 

もう本当にPCという物自体が好きで、「どうして動いてるんだろう?」とか、学校で習う科目では教えてもらえないところじゃないですか?

 

だから、自分でやったらやった分だけ達成感もありますし、好奇心のままひたすら触ってましたね。

 

黒瀬 そっか〜。

若い頃から独学で触れてるのは強いよね〜。

 

そう考えると、今の子ども達って、親に写真とか動画も撮られ慣れてるし、スマホとかタブレットにも小さい頃から触れてるし、デジタル・ITが当たり前に存在するから、自分たちよりもポテンシャルがスゴそうというか、ライバルとして見るなら驚異やよね。

 

イノベーションを起こせるような逸材もドンドン育ってくるやろうし、そこに負けないように頑張っていかないとあかんよね♪笑

 

木村 そうですよね〜。

黒瀬さんはそういう教育的なところにも着目されてるんですか?

 

黒瀬 そうやね〜。

やっぱり子どもが出来るとアンテナが変わるから、「WEBを活用して何か社会に役立つ事を」って意識の中で、自然と子どもとか教育にも目が向くよね。

 

主婦・子育て世代向けのポータルサイトを作ったりもしてるけど、子供の年齢が上がって、子供とのコミュニケーションが楽しくなってくると「教育」への意識が高まってきた感じかな。

 

木村 自分が大学生の頃に、「Life is Tech ! ( ライフイズテック)」っていう大学生とか大人が、子どもにプログラミングを教える活動をしている会社があって、そこと一緒に広島大学で小学生向けにプログラミングとかアプリ開発を教える無料体験イベントをやったんですよね。

 

 

実際、iPhoneアプリを作ったんですよ!

他にも、大学案内をしたり、メンターの大学生と小学生が意見交換したり、そういうコミュニケーションが良いアプリ作りにも繋がるって分かったし、スゴく良いなあと思って。


黒瀬 早い段階でレベルの高いことに触れる、体験するって大切やよね。

 

年齢が上の人とコミュニケーションするっていうのも貴重な体験になるし。

 

木村 そうなんですよね。

で、自分はプログラミング教育にすごく関心が高くて。

 

というのは、自分が中学生の頃にPCでホームページを作ったり、プログラミングをしてたりした事を、中学校の先生には一切認めてもらえなかったんですよね。

やっぱり5教科の点数しか評価の対象じゃないので。

 

でも、PCの事が評価されないのはおかしいと思ってて。

それが企業の即戦力として役に立ったりもするので。

 

そういう事もあって、高校の時にA4用紙5枚ビッチリの「脳ダウンロードについて」っていうレポートを先生に提出したんですよ。

ちょっとオカルトっぽいんですけどw

 

PCと人体が繋がって、自分の記憶がPCの中に入れば、色んな人の記憶がインプットされて、外で話したり、知識を身につけたものが共有されて、人類の進化に繋がるんじゃないか?って内容なんですけど。

 

黒瀬 へ〜。面白いね♪

 

木村 そしたら、先生がそのタイトルと最初の1行を読んだだけで、僕の目の前で破り捨てたんですよ。

 

「お前はこんな事してたらダメだ!」って言われて。

 

黒瀬 はぁ〜。。教育者じゃないね。

 

木村 それが、スゴイ悔しくて。

その先生が言ってる事は正しいのかもしれないですけど、やっぱり「学校ってつまらんなぁ〜」って気持ちが強くなって。

 

そういう経験もあるので、学校以外の事が発表できたり、しっかり評価されるプログラミング教室とか、塾みたいな事も今後はやっていきたいって思ってますね。

 

黒瀬 そっか〜。

子供の自由な発想とか可能性を奪うのは大人やもんね。

 

今、「プログラミング教育」が必修とかって言ってるのって、プログラムを教える事が重要っていうより、プログラミング思考の方。

 

こういう命令式を出したらその通りに動く、うまく動かないならその過程に問題があるとか。

 

要は合理的に物事を考える力を養うって目的意識が強いと思う。

 

でも、その中には確実にプログラムとかITに興味を持って、自分で知識を深めていこうとする子も現れるやろうし、教育の幅が拡がっていくのは良いことやよね。


木村 そうですよね〜。

 

自分たちの時って、そういう取り組みが全然なかったから、学校の先生とかも自分が出来ないから認めたくないっていうのもあるじゃないですか?

だから、そういうのもあって淘汰されてしまってたのかなって思いますね。

 

黒瀬 木村くんは部活とかスポーツもやってた?

 

木村 あっ、やってました。

小学校の時は漫画部で、中学校の時はバレー、高校の時はアーチェリーでしたね。


広島大学がアーチェリーが強くて盛んなんですよ。

ただ、大学時代は美術部で、漫画の方に戻った感じですね(笑)


黒瀬 まあ、家族に漫画描いてる人がいるわけやしな(笑)

 

兄との確執。大学時代の転機

木村 あっでも、お兄ちゃんが漫画描いてる事を知らない期間が長かったんですよ。

最初はめっちゃ否定してたし(汗)

 

自分が将来の事とか真剣に考えだしたのが高校生の時で、当時お兄ちゃんは25、26歳だったんですけど、家に帰ったらいつも部屋に閉じこもって漫画ばっかり描いてたんですよ。

それがスゴイ嫌な時期があって。

 

で、友達が遊びに来た時とかも、わざとお兄ちゃんに聞こえるように、「うちの兄ちゃん引きこもりのニートだぜ」って言ったり。

ケンカじゃなくて、一方的にこっちがヒドイ言葉を浴びせるような感じで。


黒瀬 ちょっとディスってるような感じかw


木村 「どっか出てから働いた方が良いんじゃないの??」とかもずっと言ってて。

で、それが自分の中で爆発した時があって・・・親に言ったんですよ。

 

「自分は将来サラリーマンになって、家庭も持って、普通の真っ当な人生を歩んでいくつもりだけど、お兄ちゃんがあんなんだったら・・・何かどうなんかな??」

って、話をしたら、父親にスゴイ怒られて。

 

「お前が自分のお兄ちゃんの事をそんな風に思っとんのだったら、お前が家族じゃないから出て行け!」って。

 

それで、そのまま1日、2日家出したんですけど。

家に帰って冷蔵庫を空けたら、家族共用の1.5Lのコカコーラのペットボトルが無くなってたんですよ。

 

 


で、納得いかないまま家出した流れだったので、怒りが爆発して、お兄ちゃんの部屋に乗り込んだんすよね。

絶対、アイツや!と思って。

 

そしたら案の定、お兄ちゃんの部屋に空のペットボトルがあったんで。

そっからはブチぎれですよ。

 

「仕事もせずに、お金も払わず引きこもってばっかりで、コーラも勝手に飲んで。お前は何をしとるんや!」って。

 

黒瀬 (笑)コーラはキッカケでしか無くて、やっぱり溜まってた不満を更にぶつけたかったんやろうな。

 

木村 そうかもしれないですね。

 

ただ、次の日冷蔵庫にコーラの1.5Lが6本入ってて。

 

お母さんに「これ誰が買ったん?」って聞いたら、「お兄ちゃんがあんたに悪いと思って、買ってきたんだよ」って言うから。

 

それを聞いて、なんて自分はちっぽけだったんだって、そこで気づいて。


そこから、ちゃんと理解しようと思うようになって。

お兄ちゃんが、ただニートで引きこもってるだけじゃなくて、目標を持って漫画を描いてる事も知って。

 

黒瀬 そっか〜。

じゃあ、「兄貴スゲーな〜!!」みたいに変わっていったのはいつぐらいのタイミングから??

 

木村 漫画を描いてるってわかった時点で、すごい目標にチャレンジしてるんだなって見方に変わってはいたんですけど・・。

 

自分が大学生の頃に、ホームページ制作会社でアルバイトしたんですよ。

で、自分の感性で、作りたいものを制作して納品した時に、意外とクライアントさんから注文がつかずに「これで良いよ♪」って喜んでもらえる事が多くて。

 

だったら、漫画家さんとかアニメを描いてる人の絵も、工夫してホームページとかでPRしていったら、色んな人に見てもらえるようになるんじゃないかな?って考えるようになったんですよね。

 

で、お兄ちゃんが描いてる絵をアプリにしようと思ったんですよ。

ホームページを作ってる時のスキルがアプリにも応用できるので、iPhoneアプリをお兄ちゃんと合作で作りました。

 

「寝かし彼女」っていうアプリを。

自分が開発で兄がイラスト担当ですね。

 

 

黒瀬 へ〜!それって、どんなアプリ??ちょっと検索してみよ。

あっ、萌系の絵だね。

 

木村 そうですね。ガッツリ萌え系で(笑)

 

寝かし彼女は、女の子の絵をタッチする部分によって、話しかけてくる言葉が変わるんですけど、夜寝る前にすると睡眠に効果が良いって言われている「α波」が出て、より質の良い睡眠が取れますよっていうアプリなんですよ。

 

目とかイラストも動くようになってて。

 

黒瀬 そっか〜。これは女の子が進化したり、育成的な要素もあるの?

 

木村 そうですね。

 

女の子からの好感度っていう要素があって、それによってメッセージ内容とか反応が変わったり。

あと、声優もネットで見つけて、ちゃんとイラストにあった声も出ます。

 

黒瀬 お〜!本格的♪ちなみに、これは・・。

 

木村 ヒットしました!!

 

結構な数ダウンロードしてもらって、ネットのメディアとかでも紹介されて。

バズりましたね♪

 

黒瀬 そっか〜。大学生の時の一発目として、大成功やね♪

 

木村 これがヒットして調子に乗って出した2が大ゴケしたっていう(笑)

 

黒瀬 ありゃ、オチがついたw

 

木村 でも、ライト版を出してみたり、有料アプリから広告収入方式に変えて収益化を高めたり、色々試行錯誤して改善を続けてるので、かなり勉強になりましたね。

 

黒瀬 その後、他にも色々アプリ出してるの?

 

木村 そうですね。色々出してます。

 

「大人検定」っていうアプリを出した時は10万ダウンロードぐらいされたんですけど、レビューの評価が酷評の嵐で(笑)

 

 

厳しい意見が多いんですけど、それも勉強になるし、役に立つというか。

 

黒瀬 良くも悪くも、レスポンスがあるっていうのは大きな経験値になるもんね。


木村 そうですね♪


黒瀬 大学の時にアプリをリリースしてヒットさせて、その後社会人ではどういうキャリアに進んだの??

 

木村 えっとですね。

寝かし彼女がヒットした時に「自分はこれで食っていく!」って決めてたんですよ。

 

でもそれを親に言ったら「まずは社会に出て、一通り経験して仕組みを知ってから、やりたい事をやりなさい」って言われて。

 

黒瀬 そっか、親は公務員だもんね(笑)

 

木村 そう、「甘い!」って言われて。

「反対するわけじゃないけど、そのままやっても自分のためにならないから」って。


黒瀬 そっか〜。じゃあ、就活してどこかの企業に入ったって事やよね?

 

社会人時代について

木村 そうですね。

それで、就活の時に大学在学中にアプリを作ってたのがかなり役立ったんですよ。


最初に入ったのが病院の広報だったんですけど、そこのお医者さんがITにすごく理解のある方で。

 

最終面接の時に「自分はWEBが得意でアプリを作ってリリースしてるので、WEBやITの部分で御社に貢献できると思います」って話をしたら、「今後は病院も遠隔診療っていって、患者さんが離島とか僻地に居てもビデオ通話などを使って専門的な診察が行える時代になっていくから、木村君の部署を作ってそこのところをやっていけるようにしようか?」って言ってもらえて。

 

当時は遠隔診療もまだ広まってなくたんですけど、平成30年になってやっと診療報酬制度の改定があって、その中でオンライン診療が正式な診療として定義されたんですよ。

 

診療報酬を決める診療点数っていうものもしっかりつくし、薬を郵送しても良いって事になったので、ここからはドンドン拡がっていくと思います。

 

医師と患者さんのプライバシーが保たれたビデオ通話での診療システムもこれから流行ると思うので、今もその開発を請け負わせてもらってますね。

 

黒瀬 そっか〜。じゃあ、病院では広報兼IT担当って感じやったんやね。

 

 

木村 そうですね。何でも屋でした(笑)

 

その病院はグループで介護施設もやってたんですけど、そこの理念というか取り組み方も素晴らしかったんですよ。

 

介護ってどうしても世間一般では3Kのイメージが定着してるじゃないすか?

「きつい」「汚い」「給料が安い」とか 「腰痛める」とか「結婚できない」とか「化粧のノリが悪い」とか、3つどころじゃないんですよ。

 

黒瀬 確かにきついイメージはあるよね。最後のは、細か過ぎてよくわからんけどw

 

木村 テレビとか ニュース でイメージがつきすぎて、みんなそういう風に思ってるんですけど、実際に働いてみたら全然そんなことないんですよ。

単調な仕事って思われがちですけど、楽しいし、利用者さんの生活を最後まで看取れるやりがいもあるんですよ。

 

例えば、野球観戦をしたいっていう希望を持っている利用者さんが、足腰が弱いから行けなくて、そのまま時間が過ぎたら亡くなってしまう・・っていう状況の時に。

 

この人を行かせられなかったら、自分が後悔してしまう・・。

自分が後悔するって事は、自分のためにやらないと仕事は楽しくないし、その人のためにはならない。

 

どうしたら野球観戦に連れていけるか?ってところから考えて。

じゃあ、まずは足を鍛えるために、遊びながらリハビリが出来るプログラムを作りましょう。

 

やっぱり、まず心が動かないと、身体も動かないし、自分の力も入らないので。

 

ずっと寝たきりで、自分はこのまま死んでいくんだなって思っているような人でも、意識が変われば身体も変わる事があるんですよ。

 

例えば、パタパタゲームっていうのがあるんですけど、チームになって風船をうちわで扇いで、敵の陣地にその風船がいったらこっちの勝ちみたいな。

 

遊びを通してリハビリをする。

そういうのを介護職員が考えて、良くなっていく過程を生で見れるっていうのはスゴくやりがいがを感じられるものなんです。


黒瀬 素晴らしいね!

心も身体も元気にっていうのは、やっぱり心が先なんやな♪

 

木村 ですね♪

 

それで、自分が沖縄に来るキッカケにもなったんですけど、自分の務めていた病院が沖縄でも介護事業を展開するってことになって。

 

人材募集をする時に、そういう介護の考え方とか取り組みをネット広告だったり、WEBを使って発信したら、かなり多くの人が集まってくれたんですよね。

 

 

「こういう介護だったらやりたいです!」っていう感じで。

 

黒瀬 そっか〜。介護施設の採用活動で来たのが、沖縄に来るキッカケやったんやね。

 

木村 そうですね。

説明会を開いたり、1年ぐらい採用活動をメインに沖縄で活動してましたね。

 

実際に説明会に来てくれた人は、介護に興味はあるけど、良いイメージが無いっていう人が多くて。

 

他のところを悪くつもりは一切無いんですけど、中身じゃなくて給与面とか福利厚生とかをアピールしがちなんですよね。

 

でも、私達は想いが大切だと思っていて、介護っていうのはこういうやりがいのある仕事なんですよっていう事を皆さんの前で言わせて頂くと、「これだったらやりたい!」って反応をしてくれるので。

 

そういう使命とかに共感してくれる人が、本当はもっともっといるんじゃないかな?って。

そういう人が増えていけば、日本中の高齢者の人が幸せになると思いますし。


黒瀬 そっか〜。介護って離職率も高いよね?

 

木村 そうですね。

一般的には半分ぐらいじゃないですか?1年以内で。

 

黒瀬 今、関わってるところは?

 

木村 一番良いときで言ったら40人新卒を採用したことがあったんですけど、その時の1年以内の離職率は3%でした。

 

黒瀬 継続率が97%って事か〜!すごいね♪

 

木村 中途採用になると、どうしても家庭の事情とかもあるし、もっと離職率は上がるんですけど。


黒瀬 採用活動が一段落したら介護の現場にも入ったの?

 

沖縄で起業の道へ

木村 いえ、沖縄では現場には入ってないですね。

ちょうどその時期に、その病院のお医者さん、理事長なんですけど、「沖縄のホームページ制作会社との繋がりもあるから、ホームページ制作とかアプリ開発仕事を自分でしてみたら?」っていう話をしてくれて。

 

それで、出資もしてもらって、沖縄で開業することになりました。


黒瀬 なるほど、そういう流れやったんやね。沖縄での仕事は順調?

 

木村 そうですね。

 

元の職場のシステムなども請け負わせてもらってますし、沖縄でのご縁も拡がってきているので。

沖縄と広島を行ったり来たりではありますけど。


黒瀬 WTMとかでもどんどん面白い人脈が拡がりそうやしね。

 

木村くんとは一緒にITを活用した面白い事ができそうやから、是非企画・アイデア会議みたいなのを定期的にもちたい♪

 

木村 良いですね!僕も思いついたら、やらないと気が済まないタイプなので♪

 

他業種の人とかとも関わって、色々なアイデアを出したいですね。

ワクワクします!

 

黒瀬 是非、やろう!

個人的には「アイデア」そのものが、しっかりお金になるような流れを作っていきたいし。

 

では、いつもお決まりでいつも聞いてる事がいくつかありまして。

 

木村くんはどんな人と繋がりたい?

 

繋がりたい人/こんな価値が提供できる

木村 えっとですね〜。

今、U18 NAVI(アンダー18ナビ)っていう、高校生限定の求人票を公開してるっていうサイトを持ってるんですよ。

 

 

その中でやっぱり学校関係者とは繋がりを持っていて、「こういう企業があるので、進学じゃなくて就職を考えている生徒さんに紹介してもらえないですか?」って話をしてるので、学校関係者とはもっと繋がって、広めていきたいなって思いますね。

 

企業の人事担当者が学校に挨拶回りにきて、「こういう募集があるので、合う学生がいたら紹介してくださいね。」っていう流れが古い慣習であるんですけど、それは別にルールで決まってる訳ではなくて。求人票はハローワークに出されるんですけど、それをWEBで見る仕組みがあれば、WEBから確認したり、応募したりしても問題ないんです。

でも、なぜか挨拶回りにいかないと繋がりが作れないっていうのが現状なんですよ。

 

なので、それを壊したいなって思ってて。

 

黒瀬 そっか〜。

幅広く知る機会、繋がる機会が合った方が学生にとっても企業にとっても良いしね♪

 

じゃあ、逆に木村くんと繋がったら、こういうメリットがある、こういう価値を提供できるっていう部分では?

 

木村 シャインの会社として言わせてもらえるのであれば、やっぱり若い子たちが自分の可能性を最大限引き伸ばせるっていうのが、私の役目だと思っているので。

 

自分のやっている事が、親とか学校には認められなくても、もっと広い世界で見れば、求めている人は絶対いると思うので、自分のやりたい事とか、得意な事を自信を持って言ってもらえれば、就職も出来るし、個性のある良いものだと思うので。

 

その橋渡しになりたいなって思います。

 

伝えたいメッセージ

黒瀬 じゃあ、誰にどういうメッセージを伝えたいっていう事でいくとやっぱり若い子達に?

 

木村 そうですね。

特に高校生とか。

 

自分がそうだったように・・。

 

認めてもらえないものとかでも、金の卵って言われてて。

今はネットがあって、それを発掘できる環境が拡がってるから、そういう所で広めれる時代になってるからこそ、ドンドンアピールしてもらいたいなって思いますね。

 

自信を無くしてしまったら、本当にもったいないと思うので。

 

黒瀬 狭い枠組みの中に留まってるから自信を無くしてるだけで、世界を拡げれば視野も感覚も変わるもんね。

 

木村 そうですね。

ドンドン羽ばたいていける環境を作りたいですね♪


黒瀬 木村くん、今日はありがとうございました!

改めてこれからよろしく!!

 

木村 はい!

一緒に面白いことやりましょう♪

 

以上でインタビューは終了となりました。

木村くん、改めてありがとうございました!!

フィーリングも合うし、企画が好きなところや思いつたらやらないと気が済まないところまで似ているので、今後一緒に面白いことがやっていけそうです♪

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Contact

木村 晋次(キムラ シンジ)/起業家・IT

広島県出身、学生時代からPCに興味を持ち、大学時代にはアプリをリリースしてヒットさせる。
その後病院の広報・IT担当として勤務し、介護現場に関わったことをキッカケに沖縄との繋がりを深める。
2017年、沖縄で起業しITを中心としたサービスを展開中。

株式会社シャイン

住所:沖縄県那覇市おもろまち4-19-39(map
URL:http://shine-u.co.jp/

木村 晋次さんと繋がるには?

仕事に関するお問い合わせは、ホームページのお問い合わせフォームより。
個人的に繋がりたいと思ってくれる方は、SNSで申請してもらえると嬉しいです。


編集後記

黒瀬 圭

インタビュワー:黒瀬 圭 Kei Kurose(株式会社ドリームテラー代表)

木村くんは一見クールに見えますが、想いも行動力もある熱い男でした。

自分で制作も開発もできるので、思いついたサービスを具現化する力もあり、これからドンドン沖縄を面白くしていってくれそうです♪


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